北海道応援メッセージ − 小野寺隆彦さん
夢と情熱を胸にFリーグ参戦
2009/08/31
8月22日開幕の日本フットサルリーグ(Fリーグ)に、今季から札幌に本拠地を置くクラブチーム「エスポラーダ北海道」が参戦する。Fリーグはプロチームも参加するフットサルの国内最高峰のリーグ。監督の小野寺隆彦さんに今季の目標や意気込みなどを聞きました。
●Fリーグ初参戦となる今季の目標は。
全国のトップリーグに参加する以上は、1年目であろうと優勝を目指します。
実力的には参加10チームの中でも、まだまだ下位だということは自覚していますし、初めて参加するという不安もあります。
それでも、子どもにも夢を与えるようなクラブでありたいという思いがあるので、最下位にならなければ良いというような低い目標であってはならないと思っています。常に優勝を意識して戦っていきます。
●チームの特徴は。
選手は札幌と旭川に住んでいて、それぞれ仕事を持つ社会人や学生です。職場や家庭の理解を得てプレーしています。練習に全員がそろわないこともあるなど、必ずしも恵まれた環境ではありませんが、それが逆に「働きながらトップリーグで戦っていく」という選手のモチベーションになっていて、練習はしっかりとできています。
Fリーグでは力のあるチームとの対戦になるので、まずは無駄な失点をしないように、しっかりとした守りから組み立てるディフェンス重視のチームづくりをしています。
●フットサルという競技の魅力は。
フットサルは簡単にいうと、室内で行う5人制のサッカーで、ハンドボールのコートと同じ大きさのフローリングのピッチで行うのが主流です。
オフサイドがない、選手の交代は無制限、スローインではなくキックインなどを除けば、ルールは屋外でのサッカーとほぼ変わりません。
一番の魅力はスピード感です。GKを含めて全員が攻撃に参加し、守りも5人で行い、めまぐるしく攻守が切り替わります。室内の狭いスペースで動きが早いため、正確なトラップやパスなど基礎的な技術が必要で、体力やテクニックも重要です。
一般的にイメージされているよりもハードな競技で、会場で生で見るとボールをける音、体がぶつかり合う音などの迫力も楽しんでいただけると思います。
●サッカーのコンサドーレ札幌、野球の日本ハム、バスケットのレラカムイ北海道に次ぐ、第4の道民球団としての期待も高まっていますが。
フットサルは、まだまだ認知度が低いところがあり、まずはFリーグというものが日本で行われているということを道民のみなさんに知っていただきたいと思っています。
私たちのチームは試合で必死に取り組む姿勢を見せるのはもちろん、試合だけではなく、フットサル教室をやったり、イベントに参加するなどして、多くの道民に応援していただけるチームになりたいと考えています。
このチームからフットサル日本代表選手も出し、ホームアリーナがチームカラーの白と水色で染まるくらいにファンでいっぱいにするのが夢です。
冬に雪が積もる北海道では、フットサルという競技がサッカー界全体を変える可能性を持っているとも思っています。室内で少人数でできるフットサルでなければできないトレーニングがいろいろとあり、屋外でのサッカーに役立つことが多いと考えています。
われわれがリーダーとなって、北海道のサッカー界の新たな歴史の1ページをつくっていけたらと思っています。
エスポラーダ北海道
2008年3月に「北海道フットサルクラブ」として発足。このシーズンの北海道リーグを全勝で制し、全国大会の地域チャンピオンズリーグでも優勝。同年10月に09年シーズンからのFリーグ参入が決定した。
一般公募で決まったチーム名「エスポラーダ」はポルトガル語の「エストレラ ポラール(北極星)」と「ソルダード(戦士)」の造語。選手は北海道出身者で構成するなどのコンセプトをもとに「道民クラブ」を目指している。
同チームは、ホームゲームの無料招待パスのプレゼントなどの特典がある「オフィシャルファンクラブ」のメンバーを募集中。詳細はオフィシャルサイト(http://www.espolada.com/)で案内しています。ファンクラブ、観戦チケットなどの問い合わせは、エスポラーダ北海道事務局(電話)011−206−4285へ。
おのでら・たかひこ/1974年生まれ、札幌市出身
札幌稲北高から札幌社会体育専門学校に進み、卒業後は95年から13年間、同専門学校などでスポーツインストラクター養成の教員を務めた。
サッカーは小学3年から始め、フットサルはサロンフットボールと呼ばれていた中学時代に本格的に始めた。札幌のクラブチーム「コリーダ・デ・トロス」などで活躍し、96年は日本代表としてサロンフットボール世界選手権に出場。2007年シーズンで現役引退し、08年にエスポラーダ北海道の監督就任。札幌市在住。