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ぶんぶんスタッフブログ

【2018/11/05】

停電の夜に再会

父が私の誕生日に組み立て式の天体望遠鏡をプレゼントしてくれました。
高校生の頃だったかな。
虫眼鏡が専門の私にはサプライズ、でしたが、父が星を見たかったのが本当のところ。
親子で月を手始めに惑星やら星雲やら、あーだ、こーだと騒ぎながら、蚊と格闘し時間を忘れて星の世界をのぞいていました。

やがて父が星になった日、札幌の豊平の夜空を人工衛星が輝いてゆっくりと流れてゆきました。
それから札幌で夜空を見上げることをしなくなりました。

ブラックアウトの日、不夜城北24条商店街(に~よん)は夜になり、空にはあの時の星たちが輝いていました。
真北には北極星、ケフェウス、りゅう。
西にはくっきりとかんむりが見えます。
北斗七星は向かいの通称「センセイの家」に隠れ、カシオペアは高層マンションの向こうに。
狸小路生まれの父が「札幌で見えたんだよ、昔はね」と懐かしがっていた天の川は、難しかった。

父と過ごした一夜は終わり不夜城は復活。
に~よんの星たちは父とまた長い眠りに就きました。

(写真説明)2018年9月6日午後8時50分ごろ、札幌市北区北24西2

2018・11・5(ムッシー)