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「ゴッホ展」特別鑑賞会 173人が熱心に講演を聴く

10月15日(日)まで道立近代美術館(札幌市中央区北1西17)で開催中の「ゴッホ展  巡りゆく日本の夢」の、ぶんぶんクラブ会員限定の特別鑑賞会を8月31日(木)午後1時半から同美術館で開きました。当日は受付時間前から行列ができるほどの大盛況でした。

鑑賞会では、同美術館の展示・作品課長の鎌田享学芸員に、「日本を夢見たファン・ゴッホ」の演題で、今回の展示のテーマでもあるフィンセント・ファン・ゴッホの日本への強い思いと作品の見どころをお話いただきました。


抽選で当たったぶんぶんクラブ会員173人は熱心に話を聴いていました。


ゴッホは1853年、オランダに生まれ、86年にはパリに移り住み多くの刺激を受けながら、絵画表現を模索していきました。その中で深く傾倒したのが、日本の浮世絵でした。移住当時のパリはジャポニズム(日本趣味)の最盛期で、ここで多くの浮世絵を目にしたゴッホは版画を自ら収集、模写して独自の日本のイメージを作り出し理想化していきました。


その後「フランスにおける日本」といわれる南仏アルルに移り、「耳切り事件」で知られる精神の病に襲われますが、作品の中には日本の花鳥画を思わせる部分ものこるなど、生涯彼の心には日本への夢が行き続けていました。


90年の彼の死後、佐伯祐三など多くの日本人芸術家が終焉の地オーヴェールを訪れ、ゴッホの夢に刺激をうけました。


今回の展覧会はゴッホの作品40点と影響を与えた浮世絵など関連作品、ゴッホに強い憧れを抱いた日本人の作品からなり、ゴッホと日本との相互の関係にスポット当てています。


同展開催中、道新ぶんぶんクラブ会員証を窓口で提示すると、本人の当日料金を割り引きます。会員証提示で一般1500円が1300円、高大生800円が600円になります。
なお、特別鑑賞会は9月13日(水)、門間仁史さんを講師として行います(既に募集は終了しています)。

(写真説明)ゴッホの日本への夢を語る鎌田享学芸員