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「自分の印ができた」 初の篆刻体験講座で熱心に

「来年の年賀状は自作の印を押してみませんか」と銘打った、初心者向けの篆刻(てんこく)体験講座が12月5日(火)北海道新聞社2階A会議室で開催されました。

講師は北海道書道展会員・毎日書道展進審査会員・扶桑印社同人を務める、北海道篆刻協会代表の越坂久雄さんです。札幌道新文化センターでも篆刻の講座を担当しています。

道新ぶんぶんクラブとして初めての試みで、当初定員30人、午前中のみの開催を予定していましたが、定員を大きく超える参加希望が寄せられたことから、講師のご厚意により急遽、午後にも講座を設定しました。

当日、朝はあいにくの雪となり、参加者が来場できるかどうか心配されましたが、午前の部は31人全員、また午後の部もほぼ全員の14人で計45人が参加しました。

まず篆刻に関するDVDを視聴、その後はいよいよ実際に各自が印刀(いんとう)を使って彫ってみる番となりました。

自分の彫りたい文字を先生に提出すると、先生がそれを篆書体(てんしょたい)の文字に「変換」し、その逆文字を印材(いんざい)の面に朱筆で記してくれました。

後は各自、(その朱色の線を残すように)それ以外の地の部分を彫っていきます。ある程度彫り進んだところで、試しに一度、印泥(いんでい)をつけて押捺してみます。その印章と印を再び先生に見てもらい、仕上げを施してもらいました。

こうして仕上がった印を再び押捺してみますと、本人はもちろん、他の参加者の方からも、一様に感嘆の声が上がりました。自分ではなかなか鋭く彫れなかった線がシャープになって、繊細かつ上品、格調高い印章に大変身していました。

中には、ひらがなやローマ字、はたまた象形に挑戦した人も。それらの印章も、それぞれ独特の美しい佇まいを醸し出していました。参加者同士、互いの印の出来栄えをスマホで撮影しあう場面が見られました。

午前午後とも、予定の時間をはるかにオーバーしてしまいましたが、皆さん、それぞれ、今日自分で彫った「世界でただひとつの印」を大切にしまい、家路に着きました。
皆さま、たいへんお疲れさまでした。