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キタラ20周年記念 キタラバックヤード(楽屋)見学会が好評



2月24日(土)午後4時、キタラのエントランスホールに、競争率12倍の中で幸運を得た参加者19名が集合しました。

公益財団法人・札幌交響楽団総務営業部営業担当マネージャー奥山大介氏のご案内にて、いよいよ見学ツアーの始まりです。

まずは定期公演が終わったばかり、その余韻が残る客席ゾーンにて、天井の反響板や座席下に備えられている空調設備の説明を受けました。

キタラには積雪寒冷地・北国のホールならではの工夫が随所に施されているそうです。建物全体で、冬場の冷たく乾燥した空気から演奏者・観客はもちろん、「楽器」も守るという、その心遣いに感服しました。また、客席の床には冬場の濡れ靴対策として、「滑らないワックス」が塗布されているというお話にも納得。

その後、階段を上がってステージ上部のパイプオルガンの奏者席へ。奥山さんから「オルガンのパイプは何本あるでしょう?」とのクイズが出題されました。「4976本」。その答えを聞いて、数の多さにびっくり。また、そこから見る「壁」の工夫のお話もありました。どの席にも音がきちんと伝わるよう、ホール内の音を乱反射させるよう工夫された壁の仕組みは20年前に導入されたのですが、以後新設のホール作りに反映されているそうで、キタラの先進性にこれまたびっくり。

その後、普段は通行できない「秘密のルート」を通って一旦ホワイエへ。そこには、お預かり量日本最大と思われる、巨大なクロークが。数百着のコートをわずか15分程度でお返しするスタッフの方々の熟練ぶりをお伺いし、感心しきり。

そして、いよいよお待ちかねの楽屋ゾーンへ。指揮者の控室を見せてもらうと、そこはまるで高級ホテルのよう。しかし、一番のポイントは、「指揮者控室からわずか数メートル、最短距離で大ホールへの入り口につながる」という点。控室とステージが近いので、「ぎりぎりまで集中を高められる」という構造のホールは他にはなかなかないそうです。

さらに、楽器を搬入するトラックの出入り口からステージ入口まで全てフラットな床となっているのは、大きな楽器を携えて入退場する演奏者への配慮で、国内外の演奏者から高い評価を受けているとの説明もありました。

あらためて、20年も前にかように先見性に溢れる、世界に誇る立派なコンサートホールが札幌に造られたとの説明に、皆感慨深いものを感じました。

以上、ご案内役をお務めいただいた札響・奥山さんはじめ、多くの方々のご協力の元にこのたびの貴重な機会を得られた参加者の皆さんはたいへん満足されたご様子でキタラを後にしました。
                                              
(写真説明)終演後の大ホールを背にした、札響・奥山さん(中央奥)の説明に聞き入る参加者