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クラーク博士の業績学ぶ 北大総合博物館の高橋英樹特任教授が講演

道新ぶんぶんクラブ、北大総合博物館共催の「エルムの杜(もり)の宝もの」本年度1回目となる高橋英樹特任教授(植物体系学)の教養講座「クラーク博士と札幌の植物」が4月22日、同博物館(札幌市北区北10西8)で開かれました。




「少年よ、大志を抱け」の言葉で有名な札幌農学校(現北大)初代教頭、ウイリアム・S・クラーク博士(1826~1886年)が、札幌を離れて今年で140年。

参加した札幌などの会員43人を前に高橋特任教授は、現存するクラーク採集の植物標本は北大内に42点あると説明。この中には手稲山で採集したコケ類に似た地衣類・ミヤマサルオガセがあり、「1期生を連れて登山し、自分の肩を踏み台に一番背の高い学生を乗せて採集したエピソードが残っています」と話しました。

 また、2期生で後に北海道・千島列島の植物の魅力を伝えた植物学者宮部金吾が、米国に戻ったクラークに書いた手紙が紹介され、「宮部金吾を尊敬した私とクラークが同じ植物学の立場でつながった」と高橋特任教授の思いが披露されました。



参加者の1人、札幌市北区の無職柳原孝雄さん(73)は「前から関心があったクラーク博士と植物のことを学べて良かった」と話しました。

(写真説明)「クラーク博士と札幌の植物」について話す高橋英樹特任教授