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テオ・ヤンセンの魅力に迫る 芸森で特別講演会

 オランダの芸術家、テオ・ヤンセン氏が生み出した、砂浜の風を動力源に生物のように動くアート作品「ストランドビースト(オランダ語で砂浜の生命体)」12点の展覧会(北海道新聞社など主催)に合わせて、7月18日(木)札幌芸術の森センターで、道新ぶんぶんクラブ「テオ・ヤンセン展」特別講演会「テオ・ヤンセンが創り出す世界の魅力を探る」を開催しました。応募した333人のうち抽選で選ばれた70人が参加。札幌芸術の森美術館学芸員の坂本真惟(さかもと・まい)さんの講義に耳を傾けました。

▲テオ・ヤンセン氏の作品について説明する坂本真惟学芸員(右)


 坂本学芸員は道内初の「テオ・ヤンセン展」の見どころや魅力を約1時間にわたり話しました。
テオ・ヤンセン氏が「ストランドビースト」を生み出したのは、母国オランダの海面上昇問題がきっかけでした。失われてゆく砂浜に危機感を抱き、解決策としてヤンセン氏が到達したのは、永遠に砂浜を歩き回り砂丘を作って海岸線を守る生命体「ストランドビースト」をつくりだすことでした。

 「ストランドビースト」はプラスチックチューブを材料に制作されています。現在の作品にたどり着くまで試行錯誤を繰り返しました。坂本学芸員はこの30年間でストランドビーストがどのように進化したのかや、ヤンセン氏の作品に懸ける思い、彼の人柄などを「ストランドビースト」の動く姿をとらえた動画とともに紹介しました。

 講演会に続いて、参加者の皆さんは美術館展示室へ移動、実物の「ストランドビースト」を自由鑑賞し、実際に動く様子に感動していました。

 会期中は同美術館販売所で当日鑑賞券を購入する際、ぶんぶんクラブ会員証を提示して会員本人の料金を割り引きます。一般1,300円を1,100円、高大生800円を600円となります。どうぞ足をお運びください。

 テオ・ヤンセン展は9月1日(日)まで開催です。