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心音聴診や血管吻合に中高生が挑戦~札医大でメディカルセミナー

子どもたちに医療現場への関心を持ってもらおうと、初の「中高生メディカルセミナー」(道新ぶんぶんクラブ、札幌医科大学共催)が8月16日(土)、札幌医科大学で開かれました。札幌や旭川、北見など各地から、会員の子どもの中高生20人が参加。同大の医師の指導を受けながら、医学生らのトレーニングにも使われる最新の医療機器や模擬手術を体験しました。

ドラマで見かける半袖の医療着「スクラブ」を着て、緊張した面持ちの子どもたち。五つのプログラムが用意され、そのうち三つを1時間ずつ体験しました。
心臓(血圧測定1)心臓(心音聴診1)
「心臓」ブースでは、心臓の構造や聴診器の使い方を学んだ後、聴診器を着け、人型のシミュレーターでさまざまな病気の心臓の雑音の聞き分けに挑戦。参加者は首をひねりながら答えていました。また、聴診器と血圧計で血圧も測定しました。






DSC_0149「肺」ブースでは、シミュレーターの画面に映し出される気管支の映像を見ながら、内視鏡を操作するトレーニングを体験。気道確保のために気管にチューブを入れる実習も行いました。1度目は時間がかかってもコツをつかみ、2度目はすんなりできる参加者もいました。










血管吻合2「血管吻合(ふんごう)」ブースでは、血管に見立てた直径8ミリのチューブを糸で縫ってつなぐ模擬手術に挑戦。ピンセットで糸付きの針を持つ慣れない作業に「難しい」と言いながら、二人一組で協力して縫いました。その後、医師と同時に手術用顕微鏡をのぞき、鶏の手羽先の直径1ミリの血管を縫う過程を観察しました。










ダヴィンチ「ロボット手術」ブースでは、遠隔操作で手術するロボット「ダヴィンチ」のトレーニングマシンで、3次元画像を見ながら器具やカメラなどの動かし方を練習。ゲーム感覚で得点を競いながら、最先端の医療機器に触れました。











AED2「心肺蘇生」ブースでは、本物のAEDが登場。「人が倒れた」という想定で、救急救命医が心肺蘇生法とAEDの使い方を指導しました。参加者は「AEDを持ってきてください」などと実際に声に出して、一連の動作を学びました。


参加者は「心臓の雑音を聞くのが難しかった。やっぱりお医者さんはすごい」「手術の大変さが分かった」「医師が普段どんなことをしているか、興味深かった」などと、心地よい疲労感と充実感をにじませていました。



閉講式では、札幌医大の島本和明学長から修了証と医大グッズの記念品が贈られました。