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改装した三岸好太郎美術館 じっくり鑑賞

2月24日(土)にリニューアルオープンした三岸好太郎美術館鑑賞会が3月1日(木)午前10時からと午後1時30分からの2回、開かれました。定員を大きく上回る応募がありましたが、当日はあいにくの悪天候。それでもぜひ、という参加者が集まりました。

三岸の作品が飾られた展示室で、まずは中村聖司・三岸好太郎美術館副館長の講演が行われました。施設の工事は昨年10月から行われ、2階にあった会議室を展示室に改修。照明は作品が映えるように考えられ、エコ効果も期待できるLEDライトに変更しました。三岸の作品の中で最大の「道化役者」も、とても見やすくなっています。

31歳で亡くなった三岸ですが、新しいことに挑戦するという彼の精神にならい、北海道の若手芸術家を応援しようと、リニューアル記念展で若手作家6人の約40点を展示。「mima,明日へのアーティストたちとともに~夢魔とポエジイ~」と題し、4月11日(水)まで記念展が開催されます。

三岸はシュールレアリズムの詩人の影響を受けたと思われる作品が多く、特に「蝶と貝殻」シリーズに色濃く表れています。文字の配置、イメージから視覚的に詩の世界を作り出す「視覚詩」も詠み、情緒に染まらない即物的な詩の世界に近づいていったようです。

参加者は講演の後、自由に作品を鑑賞。三岸のアトリエのイメージを取り入れた設計の美術館を、じっくり楽しむことができました。作品鑑賞後は、知事公館の庭を望む喫茶「きねずみ」でコーヒータイム。雪に覆われた木々を眺め、くつろぎのひと時を過ごしました。

(写真)中村副館長の講演を聞く参加者