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最先端の大腸がん治療を学ぶ~札幌で「すこやかライフ講座」

竹政教授札幌医科大学と共催の「すこやかライフ講座」を11月6日(日)、同大で開きました。同大医学部の竹政伊知朗教授(消化器・総合、乳腺・内分泌外科学講座)が「大腸がん治療-美しくて優しい最新手術について」と題して講演。朝から大雪の荒天の中、ぶんぶんクラブ会員ら約80人が来場し、熱心に学びました。


大腸がんは、この50年間で死亡率は7倍、死亡者数は10倍に急増しました。一方で、5年生存率は70%と他部位のがんより高くなっています。竹政教授は「適正な治療をすれば、克服し得る病気。症状が出る前にやっつけることが非常検査表
に大事になる。ぜひ大腸がん検診を受けてほしい」と強調しました。


大腸がんの治療は手術による切除です。以前はお腹を約30センチ切る開腹手術でしたが、現在は4~5カ所の穴から行う腹腔鏡手術が主流です。開腹手術より傷口が小さく、痛みが少ないなどの点が優れ、長期の治療成績に違いはありません。


大腸がん手術写真 竹政教授は「私は、がんが治るなら、肛門は残すべきだと考えている」「細かい検査をして、過不足のない、機能を温存する手術を行っている」と述べ、自ら行った腹腔鏡手術の様子を映像で紹介しました。体の内側を覆っている特殊な膜を丁寧にはがし、血管や神経を慎重によけて傷つけないことで、出血や、機能障害の後遺症を防ぐことができます。映像では、出血することなく、がんだけをきれいに切り取る様子が手に取るように分かりました。

さらに、竹政教授が大腸がんに日本で初めて行った穴が1カ所だけの「単孔式手術」や、手術ロボット「ダ・ビンチ」を使った手術などの最新治療についても説明しました。