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札医大の高橋聡教授が講演 「感染予防の決め手は手洗い」

 札医大医学部の高橋聡教授(感染制御・臨床検査医学講座)の講演会「感染を予防しましょう〜手洗いやマスクの意味は?〜」「検査結果が報告されるまで〜朝の検査部は、すごいことになってます〜」が8月27日(日)午後1時30分~3時、同大臨床教育研究棟講堂(中央区南1西16)で開かれました。同教授は「家庭でも手洗いの習慣をつけてください」と基本的な衛生こそ大事と強調しました。


札医大と北海道新聞社の「健やか北海道プロジェクト」の一つ、すこやかライフ講座の札幌での本年度第2回です。


高橋教授は、院内での手指消毒について「病院では免疫が下がっている方が多い。そういう方に(外部から)移らないよう手指消毒をします。医師らが手をこすっているのは最大の効果を発揮するため」と述べました。さらに院内で耐性菌が増えないよう手指消毒する理由も強調。一方、「家庭で手指消毒は必要ない。体に良い常在菌も殺してしまうからです。石鹸を使い流水で悪い菌をなくせる。より簡単で手荒れもない」と述べました。トイレの後、おむつを替えた後でも石鹸使用と流水を心がけてと話しました。


また、マスクを着ける意味について高橋教授は「せきやくしゃみの飛沫(ひまつ)感染防止が第一。飛沫は1m離れたところまで飛ぶ。逆に一人で車を運転している時にマスクをする必要はありません。マスクの目的を考えれば、人混みの中で感染の機会があるときにマスクすることが大事」と述べました。


検体検査について高橋教授は、診察前検査、通常検査、(入院)至急検査の三つあるとしたうえで、「話をしたいのは診察前検査。多くの検体を抱えて毎日、検査技師は汗だくです。検査の結果が出るまで待たなくてはならず、不機嫌になることもあろうかと思いますが、現場は頑張っています」と映像を紹介しながら解説していました。

(写真説明)スライドを示しながら、時折ユーモアを交えて講義する高橋教授