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樽商大共催ビジネス講座 地域での社会貢献を通じた企業価値の創造と戦略学ぶ

小樽商科大学と道新ぶんぶんクラブ共催の2018年第3回 時代が読める経済・ビジネス講座『地域での社会貢献を通じた企業価値の創造と戦略』が11月10日(土)同大札幌サテライト教室で開かれ、会員25人が企業の責任と価値の形成について学びました。

講師は、同大商学科で環境経営論や企業のCSR(社会的責任)を研究する加賀田和弘准教授。学生時代から環境やCSRへの取り組みが、経営や事業の発展に結びつくための戦略や理論を研究しています。

講座では、CSRについて、歴史とともに変化していることを指摘し、現代では企業の収益を上げるためには、社会からのさまざまな要求に対しての企業の対応力が不可欠なこと。社会へのリアクション能力が求められ、反応が良い=責任を果たしていることになると定義しました。

積極的にCSRを果たすには、利益を求める経済的な価値と地域の社会状況や課題に応える社会的価値の両方が相互に補完し合って共通の価値を高めることが必要です。

そのための戦略としてCSV(共通価値の創造)が重要になります。企業の力とは営利活動であり、社会問題にも事業として取り組むことが、最大限の力を発揮できる方法となります。事業を通じての社会貢献から、適正な報酬が生まれます。営利を厳しく追求することは、無駄を抑え、合理的でもあります。企業が活動の目的ややり方を示す経営理念を明確にすることは、社会や従業員から分かりやすく活動が受け入れられる基盤となります。

企業の活動には営利の追求=経済的価値と、理想の追求=社会的価値の両立が必要で、経営理念・経営戦略の一貫性が求められます。企業の社会への最大の貢献は雇用の創出と維持であり、本業の維持・発展が最重要です。商品の開発やサービスの創造が、社会の革新につながります。顧客満足=社会価値の創造を意識しながら、地域社会にファンをつくり育てることが企業価値を高め、働くものにも満足感を与えます。

企業と地域社会の共通価値の創造、共存共栄が現在の企業活動に不可欠で、発展のキーとなることを道内企業の例を交えて約1時間半にわたり解説してくれました。

※今回の講座で今年の小樽商科大学との共催「時代がよめる経済・ビジネス講座」は終了です。