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薬の正しい飲み方や注意点は~札幌で第3回すこやかライフ講座

宮本篤教授道新ぶんぶんクラブ、札幌医科大学共催の第3回「すこやかライフ講座」が9月20日(土)に同大で開かれ、同大医学部の宮本篤教授(医療薬学)が「お薬との賢い付き合い方!」というテーマで講演しました。ぶんぶんクラブ会員ら約120人が、薬の種類や正しい飲み方、注意点などを学びました。

薬を飲む際は、まず「食前」「食後」「食間(前の食事から約2時間後)」などの服用時間を守ることが大切です。食事による影響や胃への負担のほか、薬の血中濃度を一定にして効果を保つためです。では、飲み忘れたら? 宮本教授は「飲み忘れたからといって、2回分飲むのは血中濃度が上がりすぎて危険なので、やめてほしい。飲んだかどうか分からないときは原則、次回からに。確実に飲んでいない場合は、薬の種類やいつ気づいたかで対処が変わるので、医師や薬剤師に相談を」と強調しました。

薬を飲むための水の量も重要です。薬はコップ1杯程度(200㍉㍑)の水かぬるま湯で飲むように設計されていて、少量の水だと血中濃度が上がらず、効果が十分に出ません。水がない場合、麦茶は問題ありませんが、牛乳やコーヒーは薬の効果を強めたり弱めたりしてしまいます。くすりの知識 10カ条

保管方法にも注意が必要です。高齢者が薬の包装シートごと飲んでしまう誤飲が多発しているそうで、宮本教授は「薬の管理をきちんとできない場合は、シートを一錠ずつバラバラにしないように」と注意を促しました。

このほか、医薬品の種類や副作用などについて詳しく紹介しました。薬局やドラッグストアで購入できる「一般用医薬品」については、「副作用や使い方の難しさなどで3つに分類されていて、第1類>第2類>第3類の順に副作用に注意する必要がある」と説明しました。

11月に施行される「改正薬事法」には、国民にも薬についての知識を深めるよう求める項目が盛り込まれています。宮本教授は医薬品情報の入手法として、インターネットの「患者向け医薬品ガイド」(http://www.info.pmda.go.jp/guide_iyaku/guide_iyaku.html)を紹介し、「医薬品の情報は“生き物”。常に最新の情報を入手してください」と呼びかけました。

(写真上)薬について解説する宮本篤教授
(写真下)くすりの知識 10カ条