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非常食と思えないおいしさ 釧路でぶんぶん防災講座

ぶんぶんクラブの体験型防災講座「見て触れてやってみよう ぶんぶん防災講座in釧路」が9月28日、道新釧路支社のホールで開催されました。
道東沖を震源とする巨大地震と津波が想定される中、60人の会員が事前の心構えなどを学び、最新の防災グッズに触れました。

道新夕刊の釧路・根室地域情報版「どどんと」の開始15周年記念イベントとして実施されました。

講座では、イベントに協力してくれている防災用品卸・販売を手がける「ムラカミ」(札幌市)の村上和輝社長が講演。
村上社長は、1995年の阪神淡路大震災以来、東日本大震災や昨年9月の胆振東部地震など国内各地で大地震が頻繁に起きていると指摘し、「家族や会社で互いの安否の確認する方法や避難先について話し合ってほしい」と日頃の準備の大切さを強調。
家庭に用意しておくべきものとして、カセットコンロや予備のガスボンベなどお湯を沸かす道具や携帯電話を充電できるバッテリー、自分用の常備薬も用意してほしいと呼びかけました。

防災グッズの展示コーナーでは、廃紙を再利用し側面や天井も覆うことができる箱型のダンボールベッドも登場。
札幌市が10万セット用意している高機能寝袋や圧縮した毛布など最新の装備が並び、参加者たちは同社員から詳しい説明を受けました。

震災時、特に高齢者や乳幼児、障害者ら「災害弱者」は厳しい状況におかれます。
当日は北海道自閉症協会釧路分会の会員も参加し、「自閉症児者はざわざわとした体育館などがとても苦手。こうした箱型のベッドは完全に個室となり、子どもたちも落ち着けるはず。避難所の備品としてぜひ用意してほしい」と話していました。

非常食の試食コーナーにはお湯や水を入れるだけで食べられるアルファ米の炊き込みご飯や、水を入れて練るだけのカスタードクリーム、缶入りのパンなどが用意され、参加者たちは「非常食とは思えない。とてもおいしい」と驚いていました。

(写真上)家族での日頃の話し合いが大切と語るムラカミの村上和輝社長
(写真下)非常食のおいしさを自らの舌で確かめる参加者たち