イベント

イベントリポート

風狂の蕉門俳人・広瀬惟然の魅力たっぷりと 国学院大・中村准教授が講演

「踊る蕉門俳人惟然 芭蕉と広瀬惟然」をテーマにした道新ぶんぶんクラブ教養講座「いにしえの日本を探る」が11月11日(土)午後1時30分~3時に道新本社2階会議室で開かれました。講師は国学院大学准教授の中村正明さん。暴風雨の悪天候でしたが、117人の参加がありました。

広瀬惟然は松尾芭蕉と、「笈の小文」の旅の途中の句会で出会います。惟然が詠んだ歌を芭蕉が連句にするなど、初対面で意気投合します。芭蕉に認められた惟然は旅に随行。旅の途中で病に倒れた芭蕉を看病、死後は追善句会を催し、追善の旅に出ます。芭蕉が行きたかった九州へ向かい、蕉門の思想を広めました。

惟然は供養のため、芭蕉の句をつなぎ9の唱歌を作ります(現存するのは6)。 踊って唱える「風羅念仏」で芭蕉を弔い、口語調の俳諧を広めました。小林一茶や芥川龍之介へも大きな影響を与えたと言われています。優れた実力を持った芭蕉の高弟10人を「蕉門十哲」と呼びますが、十哲に惟然を据える説もあるそうです。

(写真上)多くの参加者が熱心に講演に耳を傾けた
(写真下)講演する中村准教授