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<道新ぶんぶんクラブ>防災とまちづくり学ぶ 販売所と提携、初の特別講座

北海道新聞販売所と提携する初の道新ぶんぶんクラブステーション特別講座「歴史と防災とまちづくり講演会~紙メディアで地域活性化を探る~」が7月21日(日)、札幌市豊平区平岸の豊平区民センターで開かれました。



図書館のない町村で読書環境の整備を進める北海道ブックシェアリング(江別)の荒井宏明代表が「被災地のこどもたちに本を届けたい」、地元の平岸高台永田販売所の伴野卓磨副所長が「開拓の鍵は平岸の凸凹にあり」をテーマにそれぞれ講演しました。




    平岸の歴史と防災について講演した伴野さん(左)と荒井さん











荒井代表は6年前の東日本大震災直後からこれまで50回被災地を訪れ、住民の読書環境を取り戻すための支援活動を行っています。荒井代表は「被災地のうち宮城県女川町は津波で人口の1割が失われ、図書館ものみ込まれて4万册の蔵書全てが流されました。なぜ被災地に本を提供するのかという声もありましたが、私たちの団体から延べ155人のボランティアが女川などに本を運び、貸し出し活動を行ってきました」と、子どもらに教育環境を整える重要さを強調しました。









伴野副所長は平岸付近の地形に凸凹がある理由として、約4万4千年前の支笏大噴火を挙げ、「上流から火砕流がこの一体をのみ込みましたが、一部残ったのが天神山緑地」とスライドを使って解説し、平岸の地質や地形が開拓時代から現在に至るまでのまちづくりにどのように関わっていたかを説明しました。



参加者の一人、主婦梅本明子さん(70)は「北海道から被災地に行って図書を届ける意味が分かりました。どんな時でも子どもには本が必要で成長につながるんですね」と被災地支援の意味を感じ取っていました。