加盟店からのお知らせ

【道新ポケットブックから】田園風景を眺めながら極上の一杯を
丘の上珈琲(長沼町)

馬追丘陵の中腹にたたずむコーヒー店。店内に設けられた焙煎室では、店主の武山さんが毎日、最高品質の豆を丁寧に焙煎している。

「火加減や香り、音など、五感をフルに使って豆が変化していく過程を追いかけていきます。そのため、一瞬も目が離せないんです」

焙煎に心血を注ぐ武山さんがコーヒーに魅了されたのは、札幌大学の在学中。

「それまではどちらかと言えばコーヒーが苦手でしたが、宮の森のコーヒー店で飲んだ一杯のおいしさに衝撃を受けました。何とか自分でも再現したいと思って自宅のガスコンロで焙煎し、その豆を
持って1年以上通い詰めました。店主に嫌がられながらもね(笑)。そのうち弟子として認められました」。1984年2月に札幌市北区に5坪の店をオープン。やがて知人から「麻生茶房」の店舗を譲り受け、店は大きくなりました。

「当時は自宅で焙煎していましたが、近所にマンションが建ったことで煙や香りが気になって、札幌を離れ1989年にここへ移転しました」

今年で35年目を迎えるが、この先も師匠の味を守っていくために、希望者がいれば技術を託したいと話す。「まずは娘を鍛えて。そこから続いていけばいいですね」

メモ 長沼町加賀団体。グループ全員、飲食代金より5%引き。午前11時~日没ごろ(10~2月は午後5時閉店)。水曜休み(祝日の場合は営業)。(電)0123・88・0820

(写真上から時計回り)バランスが絶妙の「そふとブレンド」はスイーツに合う
           ぬくもりを感じる「丘の上珈琲」の外観
           焙煎具合を確かめる店主の武山敬二さん
           カスタードクリームとイチゴを挟んだ人気のケーキ「フルゼリア」
           日に4~5回焙煎して地元の飲食店にも卸している

                       (道新ポケットブック2019年1月号掲載)